【結論】スマートTVは買うな?「安いテレビ+Fire TV Stick」が最強の節約術である3つの理由

「リビングのテレビ、そろそろ買い替え時かな……」

「子供部屋にもテレビを置いてあげたいけど、出費は抑えたい」

そんなふうに考えて、家電量販店で最新の「Android TV搭載スマートテレビ」を眺めていませんか?

ちょっと待ってください

もしあなたが「コスパ」と「長く使えること」を重視するなら、高機能なスマートテレビを買うのは正解ではないかもしれません。

我が家では、リビングも子供部屋も「機能そこそこのテレビ」+「Fire TV Stick」という組み合わせで運用しています。

結論から言うと、テレビ本体と「頭脳(アプリ機能)」は切り離して買うのが、現代の最強の節約術です。

なぜ「一体型」を買ってはいけないのか?

40代・子育て世帯のリアルなお財布事情と実用性の観点から、その3つの理由を解説します。

目次

【比較】スマートTV vs 「普通のTV+Fire TV Stick」

まずは、両者の違いをざっくり比較してみましょう。

ここでは40〜50インチクラスのテレビを想定しています。

比較項目スマートTV(一体型)普通のTV + Fire TV Stick
初期費用高い(10万円〜)安い(TV 5万 + Stick 0.5万)
YouTube等の動作購入時は速いが、数年で遅くなる遅くなったらStickだけ買い替えればOK
OSの更新メーカー次第(打ち切りも早い)Amazonが頻繁に更新
故障時のリスク画面か基盤が壊れたら全交換Stickが壊れても数千円で解決
リモコン1つで済む2つになる可能性あり(後述)

一目瞭然ですが、「長く、安く使う」なら後者が圧倒的に有利です。その理由を深掘りします。

理由1:テレビの「画面」と「頭脳」の寿命は違う

これが最大の理由です。

テレビの液晶パネル(画面)は、普通に使えば7年〜10年は持ちます。

しかし、NetflixやYouTubeを動かすための「OS(頭脳)」や「CPU」は、スマホと同じで3〜4年もすれば古くなります。

  • 「買った当時はサクサクだったのに、最近YouTubeの起動が遅い」
  • 「リモコンの反応がワンテンポ遅れる」
  • 「見たいアプリのサポートが終了してしまった」

一体型のスマートテレビを買うと、この「頭脳の老化」に合わせて、まだ綺麗に映る「画面」ごと買い替える必要が出てきます。これは非常にもったいない。

Fire TV Stickなら、動きが遅くなったら本体(約5,000円〜)だけを最新モデルに買い替えればOK。

テレビ画面自体は、壊れるまで10年以上使い倒せます。

理由2:浮いたお金でサブスクが数年払える

例えば、大手メーカーの最新スマートテレビが12万円だとします。

一方で、画質そこそこの「チューナーレステレビ」や「型落ちの液晶テレビ」なら、同サイズでも5〜6万円で購入できます。

その差額、約6万円。

Fire TV Stick(第3世代)を約5,000円で買ったとしても、5万5,000円も浮きます。

この5万円があれば何ができるでしょうか?

  • Amazonプライム会員費(年額5,900円)× 約9年分
  • Netflix(スタンダード)× 約3年分
  • 家族で焼肉 × 3回

「テレビに最初から機能がついている」という便利さだけに、この金額を払う価値があるか?

一度冷静になって計算してみることをおすすめします。

理由3:子供部屋や寝室への「使い回し」ができる

家族がいると、ライフスタイルは変わります。

「リビングのテレビを4Kの大きいやつに買い替えたい」となった時、Stick外付け型なら、古いStickをそのまま子供部屋の古いテレビや、余っているPCモニターに挿すだけで再利用できます。

アカウント設定もそのまま、視聴履歴もそのまま。

Wi-Fiさえ届けば、家中のどの画面でも「いつもの環境」が再現できる。この身軽さは、据え置きの一体型テレビにはないメリットです。

もちろんデメリットもある(対策あり)

公平に比較するために、Fire TV Stick運用のデメリットも伝えます。

1. リモコンが増える?

「テレビのリモコン」と「Fire TV Stickのリモコン」の2つを管理するのが面倒、という声があります。

ただ、最近のテレビは「HDMI CEC」という機能に対応していることがほとんど。

これに対応していれば、Fire TV Stickのリモコン1つで「テレビの電源ON/OFF」と「音量調整」ができます。

我が家も基本的にはStickのリモコンしか触っていません。

2. 地上波放送が見られない(チューナーレスの場合)

最近流行りの「チューナーレステレビ(NHK受信料不要のモニター)」と組み合わせる場合、当然ですが地上波は見られません。

「やっぱりニュースや金曜ロードショーも見たい」という方は、チューナー付きの安価なテレビを選んで、そこにStickを挿しましょう。

結論:あなたはどっちを買うべき?

ここまでの話を整理して、タイプ別におすすめを断言します。

スマートテレビ(一体型)を買ってもいい人

  • お金に余裕があり、配線や機材をごちゃごちゃさせたくない。
  • 5年ごとにテレビを買い替えることに抵抗がない。
  • 機械のセットアップがどうしても苦手。

「安いTV + Fire TV Stick」にすべき人

  • 少しでも出費を抑えたい堅実派のパパ・ママ。
  • 買ったテレビは壊れるまで10年は使いたい。
  • 動きが遅い・重いというストレスを感じたくない。
  • 子供部屋用に2台目、3台目のテレビを検討している。

まとめ:賢い40代は「分けて」買う

テレビは「単なるモニター(映す板)」と割り切り、コンテンツは「Fire TV Stick」に任せる。

これが、技術の進化が早い今の時代に合った、最も合理的で財布に優しい選択です。

もし今、テレビの裏側にHDMI端子が空いているなら、わざわざ高いテレビに買い替える必要はありません。

まずはFire TV Stickだけを導入して、自宅のテレビを「最新のスマートテレビ」にアップグレードしてみてください。その快適さに、きっと驚くはずです。

▼今回紹介した高コスパの組み合わせ

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