AmazonでFire TV Stickを買おうとすると、必ずぶつかる壁があります。
- Fire TV Stick(第3世代):6,980円(標準モデル)
- Fire TV Stick 4K Max(第2世代):12,980円(最上位モデル)(※2025年12月時点の定価)
その差、6,000円。
なんと、価格はほぼ倍違います。

うちは4Kテレビじゃないから、安い方の第3世代でいいよね?



動画を見るだけの機械に1万円超えは高くね?
そう思うのが普通です。
しかし、40代・家族持ちの視点で「寿命」と「ストレス」を天秤にかけた時、実は「4K Max」を選んだほうが安上がりになるケースが存在します。
逆に、ここを間違えると「安物買いの銭失い」になる可能性があるので、その判断基準を解説します。
【比較表】6,000円の差はどこにある?
まずは基本スペックの比較です。
数字が苦手な方は、赤字の部分だけ見てください。
| 項目 | Fire TV Stick (第3世代) | Fire TV Stick 4K Max (第2世代) |
| 定価 | 6,980円 | 12,980円 |
| 価格差 | – | +6,000円 |
| 画質 | フルHD (2K) | 4K (超高画質) |
| 動作速度 | 普通 | 爆速 (プロセッサが強力) |
| ストレージ | 8GB | 16GB (アプリがたくさん入る) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6E (混雑に強い) |
| アンビエント | 非対応 | 対応 (TVが絵画になる) |
注目すべきは「画質(4K)」ではありません。
「ストレージ(容量)」と「プロセッサ(脳みそ)」です。


理由1:ストレージ「8GB」の限界(寿命の違い)
ここが最大の分かれ道です。
- 第3世代: 8GB
- 4K Max: 16GB
「動画を見るだけだから容量なんていらないでしょ?」と思われがちですが、最近のアプリは高機能化して容量を食います。OSのアップデートも積み重なっていきます。
8GBの第3世代は、長く使っていると「ストレージがいっぱいです」という警告が出やすく、動作が重くなる時期が早く来ます。
一方、16GBある4K Maxなら、余裕を持って数年以上快適に使えます。
「安い方を買ったけど、2年で重くなって買い替えた」となれば、トータルコストは高くなります。「長く使うための先行投資」として+6,000円を払えるかが判断の鍵です。
理由2:40代に「もっさり」は許されない(速度の違い)


仕事終わりの貴重なリラックスタイム。
「ボタンを押してから画面が切り替わるまでワンテンポ遅れる」「アプリ起動に待たされる」……この地味なストレスは蓄積します。
- 第3世代: スマホで言うと「数年前の普及モデル」。普通に使えるが、たまにカクつく。
- 4K Max: スマホで言うと「最新のハイエンドモデル」。ヌルヌル動く。
リビングのメインTVで毎日使うなら、絶対に4K Maxの「サクサク感」を取るべきです。
逆に、たまにしか見ないサブ機なら、そこまでの速度は不要です。
結論:あなたはどっちを買うべき?
価格差6,000円を踏まえた上で、タイプ別に断言します。


① 「4K Max」を買うべき人(12,980円)
=リビングで「メイン機」として使い倒す人
- これから3〜4年は買い替えたくない。
- リビングのテレビで、家族みんなが使う。
- 「動作が遅い」というストレスを絶対感じたくない。
- 家のWi-Fi接続台数が多く、回線が混雑している(Wi-Fi 6Eの恩恵あり)。
- 4Kテレビを持っている、または買い替え予定がある。
⚠️ Wi-Fiルーターに関する注意点
4K Maxは最新規格「Wi-Fi 6E」に対応していますが、ご自宅のルーターが古くても問題なく使用できます(従来のWi-Fi規格にも対応しているため)。
ただし、Wi-Fi 6Eならではの「高速・低遅延」な通信をフル活用したい場合は、ルーター側も「Wi-Fi 6E対応モデル」である必要があります。 「将来ルーターを買い替えた時に、真価を発揮できるモデル」と考えておけばOKです。
毎日使うものなら、1日あたりの差額は数円です。
リビングの快適さを買うなら、この投資は決して高くありません。
▼長く快適に使いたいなら(最強モデル)
② 「第3世代」で十分な人(6,980円)
=コスパ重視・サブ機として使う人
- 子供部屋、寝室、車載用(サブ機)である。
- 4K画質にはこだわらない(テレビがフルHDやハイビジョン)。
- とにかく初期費用を抑えたい。
- 初めてFire TV Stickを買うので、まずは試してみたい。
6,980円という価格はやはり魅力的です。
YouTubeやPrime Videoを見るという「基本機能」に関しては、第3世代でも全く問題ありません。我が家の子供部屋(32型テレビ)でも現役で活躍しています。
▼まずはここから!必要十分な標準モデル
③ 【裏技】セール時を狙え!
通常価格だと「高いな…」と感じる4K Maxですが、Amazonのビッグセール(プライムデーやブラックフライデー)では、大幅に値下がりすることがあります。
もしセールで「4K Maxが9,980円以下」になっていたら、迷わず買いです。
(※現在の価格はリンク先で確認してください)
まとめ:用途に合わせて賢く使い分けよう
- リビング(親)には、ストレスフリーな「4K Max」
- 子供部屋(子)には、必要十分な「第3世代」
これが、40代パパの導き出したファイナルアンサーです。
「たかが6,000円、されど6,000円」。
毎日の視聴体験を左右するデバイスですので、使用場所に合わせて最適な一本を選んでくださいね。
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