こんにちは。今回は、SONYのミラーレスカメラ「a6600」について、2026年の今、本当に買う価値があるのかを正直にレビューします。
「a6600が気になっているけど、2023年に後継機のa6700が出ているって聞いた…」 「今さら旧モデルを買っても大丈夫?」
そんな疑問を持っている方も多いはずです。結論から言うと、a6600をおすすめできるのは、かなり限定的なケースだけです。
この記事では、a6600の魅力だけでなく、2026年の視点から見た「厳しい現実」もしっかりお伝えします。
【重要】先に結論:a6600を選ぶべき人、選んではいけない人
a6600を選んでもいいのは、こんな人だけ
- 予算が厳しく、中古で5〜7万円程度で購入できる場合(新品・定価での購入は推奨しません)
- 写真メインで、動画撮影はほとんどしない
- すでにSONY Eマウントのレンズ資産があり、サブ機が欲しい
- バッテリー寿命を最優先し、他の性能は妥協できる
a6700(または他の選択肢)を検討すべき人
- 動画撮影を本格的にやりたい人(a6600は構造的に不向きです)
- カラーグレーディングなど、編集前提の撮影をしたい人
- 最新のAF性能や画質を求める人
- これからカメラを始める初心者(将来性を考えるとa6700の方が長く使えます)
それでは、なぜこのような結論になるのか、詳しく見ていきましょう。
SONY a6600とは?基本スペックをチェック
SONY a6600は、2019年11月に発売されたAPS-Cセンサー搭載のミラーレスカメラです。発売当時の価格はボディのみで約15万円でしたが、2023年7月に後継機a6700が登場しています。
主なスペック
- センサーサイズ:APS-C(24.2メガピクセル)
- 重量:約503g(バッテリー・メモリーカード込み)
- サイズ:120 × 66.9 × 69.3mm
- ボディ素材:マグネシウム合金(防塵防滴設計)
a6600の唯一無二の強み:圧倒的バッテリー寿命
a6600が今でも価値を持つ唯一の理由が、このバッテリー性能です。
SONYのフルサイズカメラと同じNP-FZ100という大容量バッテリーを搭載し、CIPA規格で約810枚(LCD使用時)の撮影が可能。実際のユーザーレビューでは900枚以上、中には1,500枚を超える撮影ができたという報告もあります。
動画撮影でも、4K 24pで3時間25分の連続撮影が可能。この点だけは、a6700を含む多くの競合機種を圧倒しています。
もしあなたが「一日中撮影するイベントや旅行が多く、バッテリー交換の手間を最小限にしたい」という明確なニーズがあるなら、a6600の価値はまだあります。
2026年の視点から見た「厳しい現実」
致命的な問題1:後継機a6700との性能差
正直に言います。技術的には、a6700が圧倒的に上です。
a6700には最新のAIプロセッシングユニットが搭載され、被写体認識AFの精度が飛躍的に向上しています。車両、昆虫、飛行機など、認識できる被写体の種類も大幅に増えました。
a6600のAFも2019年当時は優秀でしたが、AIによる深層学習を活用したa6700のAFとは、もはや世代が違います。動きの速い被写体や複雑な撮影シーンでは、明確な差が出ます。
センサーも刷新されており、a6700は新世代の26メガピクセルセンサーを搭載。一方、a6600は2011年から使われている24メガピクセルセンサーです。
新品価格で購入するなら、a6700を選ぶべきです。a6600を選ぶ理由は、「中古で大幅に安く手に入る」という価格面以外にありません。
致命的な問題2:動画撮影者には不向きな設計
「a6600は動画にも強い」という情報を見かけますが、2026年の基準では、はっきり言って弱いです。
モニター構造の欠陥
a6600の背面モニターは上方向に180度跳ね上がる「チルト式」です。自撮りはできますが、外部マイクを装着すると、モニターがマイクに隠れて見えなくなります。
VlogやYouTube撮影が主流の今、バリアングル液晶(横に開くタイプ)が標準になっています。a6600のこの設計は、動画撮影者にとって明らかな欠陥です。
「工夫すれば使える」というレベルではありません。毎回のセッティングでストレスを感じることになります。
8-bit記録の限界
a6600の動画は、4K 30fps、8-bit 4:2:0記録です。
2026年の今、10-bit記録が標準化しています。8-bitと10-bitの違いは、編集時の「色の余裕」です。カラーグレーディング(色調整)をすると、8-bit映像はすぐに階調が破綻し、画質が崩れます。
S-Log撮影にも対応していますが、8-bitでLogを撮ると、むしろ画質が悪くなります。Logは10-bit以上での使用が前提の機能だからです。
本格的に動画編集をするなら、a6600は避けるべきです。
4K 60fps非対応
スローモーション的な滑らかな映像が撮りたい場合、4K 60fpsが必要です。a6600は4K 30fpsまでしか対応していません。
フルHDなら120fpsに対応していますが、4K時代に「フルHDで妥協する」のは本末転倒です。
その他の問題点
メモリーカードスロットはシングル カードスロットは1つのみで、UHS-IIにも非対応。データのバックアップや高速書き込みが必要な方には不安があります。
バッファ容量の少なさ RAW連写は46枚まで。前モデルa6500の107枚と比べても退化しています。スポーツや野生動物など、大量に連写する撮影では不満が出るかもしれません。
操作性の課題 ボディがコンパクトなため、ボタンが小さく、フロントダイヤルもありません。慣れるまで操作に戸惑う可能性があります。
EVFの位置 ファインダーが中央ではなく左側配置。好みが分かれるポイントです。
内蔵フラッシュなし 前モデルa6500にあった内蔵フラッシュが削除されています。
それでもa6600を選ぶ価値がある場面
ここまで厳しいことを書いてきましたが、a6600が輝く場面もあります。
1. 中古で大幅に安く手に入る場合
新品でa6700を買う予算がない。でも、中古のa6600なら5〜7万円程度で手に入る。そんな場合は、十分に検討価値があります。
写真撮影メインで、動画はたまに撮る程度なら、a6600でも十分実用的です。バッテリー寿命の長さは、実際の撮影で大きなアドバンテージになります。
2. すでにSONY Eマウントレンズを持っている場合
すでにSONYのレンズ資産がある方が、サブ機として追加する場合。この場合、レンズを共有できるa6600は合理的な選択です。
3. 「写真専用機」として割り切る場合
動画は一切撮らない。写真だけに集中したい。そんな方にとって、a6600の弱点(動画関連)は関係ありません。
24.2メガピクセルのセンサーは、写真撮影においては今でも十分な画質です。ボディ内5軸手ぶれ補正、高性能なAF、長時間撮影できるバッテリー。写真撮影の基本性能は高いレベルにあります。
実際の使用シーンでの評価
旅行・スナップ撮影:◎ バッテリー寿命の長さ、コンパクトさ、防塵防滴の信頼性。旅行用カメラとしては優秀です。
ポートレート撮影:○ 瞳AFは優秀ですが、a6700の最新AIには及びません。趣味レベルなら十分です。
スポーツ・動物撮影:△ AF性能は悪くないですが、バッファの少なさとAFの世代差が気になります。
動画撮影(YouTube・Vlog):✕ モニター構造と8-bit記録の問題で、おすすめできません。
本格的な映像制作:✕ 10-bit記録、4K 60fps非対応のため、完全に不向きです。
a6700との価格差を考える
新品価格で比較した場合、a6700の方がコストパフォーマンスは高いと言わざるを得ません。
数万円の差で、最新のAI AF、10-bit記録、バリアングル液晶、4K 60fps対応が手に入るなら、長期的に見てa6700の方が満足度は高いでしょう。
ただし、中古のa6600が新品a6700の半額以下で手に入るなら、話は別です。予算との兼ね合いで判断してください。
まとめ:2026年におけるa6600の位置づけ
SONY a6600は、2019年当時は優れたカメラでした。しかし、2026年の今、新品で購入することは推奨しません。
a6600を選んでいいのは:
- 中古で大幅に安く手に入る
- 写真メインで動画はほぼ撮らない
- バッテリー寿命を何より優先する
- すでにSONY Eマウントのレンズ資産がある
これらの条件に当てはまる方だけです。
それ以外の方、特に動画も撮りたい方、これからカメラを始める初心者の方は、a6700を強く推奨します。数万円の価格差で得られる技術的アドバンテージは、長期的に大きな差になります。
「安いから」という理由だけでa6600を選ぶと、後悔する可能性が高いです。自分の撮影スタイルと予算をしっかり見極めて、後悔のない選択をしてください。
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